80年代末、メガバス初のインジェクションハードベイト第一号の生産が開始されました。その名は「Bait-X」。シャローボトムで繰り広げた驚異のイレギュラーダート、リトリーブ中に遭遇するミッドストラクチャーを舐めまわすようにコンタクトしてしまうBait-Xの卓越したボトム・リップタッピングは、姿カタチはシャッドなれど、底棲甲殻類のエスケープアクションを彷彿させ、数々の輝かしい釣果を残しました。そしてついに、21世紀のサイバーなフィールドに、再びBait-Xコンセプトが蘇ります。グリフォンがストラクチャー接触時に、これを「ひるがえしてかわす」ファーストムーバーであるのに対し、Bait-Xは、あらゆるストラクチャーとの「濃密なコンタクト」によって、居着き型のランカーにスイッチを入れてしまう手軽な手段として、初代Bait-X同様にリップタッピングクランクベイトとしての破壊力を発揮。バスのコンディションがスローになるほどに破壊力が増す、スロームービングコンタクトの傑作です。
カラーは向かって左から
PMアユ/ブルーバックチャートキャンディー/Mモロコ/Mワカサギです。